2007年12月22日

最初で最後の飲み話

5年の付き合いになる事務所のスタッフが辞めることになった。彼も僕も酒が飲めるのだが、実に5年間で一度たりとも二人きりで酒を酌み交わしたことがなかった。何かのついでに二人になって、その時に酒を飲んだことはあったが、昨夜のように、わざわざお店に出向いて酒を飲んだのは初めて。

その背景には、彼がとても家庭を大切にする男で、仕事が多忙な中お酒を飲むという理由で家に帰れないことを避けたためだ。その分、仕事上での会話は濃密なものがあり、これまでの自分の経験上、もっとも仕事について語った相手でもあった。彼は無口なゆえに、僕の話を一方的に聞く側にまわることが多かったのだと思うが。

昨夜は数時間におよび、彼の話を聞く役になれた。二人とも相当量の酒を飲んだはずだが、僕は最後までつぶれることはなかったし、彼は今まであまり見せたことの無い強い口調と表情で、5年間のいろいろを語った。

「まあいいじゃないか、今夜はつき合えよ」「はい」

毎日のように家の中、外で酒を飲んでいる自分だが、昨夜の酒は最高に美味しかったと死ぬまで記憶に残ると思う。
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2007年12月18日

ネットでの発言に対する考え

ネット上で何か相談事を書き込み、それに対するアドバイスや意見を求めている掲示板を見た。

相談内容はとても難しい問題で、答えは賛否両論というケース。そのうち、批判的な回答をした人と、相談者の間がヒートアップし回答者は「そんなこと、ネットじゃなくて実際の友人に相談すべき」と結論づけた。「もっと大人になってください」ということです。

しかし、よく考えると批判的な回答者も相談に対し反応しなければ良いわけで、その相談者に対し「自分に相談するな」と言っていることがこっけいに感じた。卵と鶏とどっちが先か?という気もするが、ネットでの発言に関してはルールや法律は曖昧で、各自が自分の考えを「ルール」「モラル」と勘違いしていることも多いのではないか。

例えば実際に存在する二人が喧嘩を始めた場合、もしもその場に三人目が同席すれば「どちらの考えが正しいか?」ききたくもなる。例えばその三人目が「賛成」の立場をとれば、負けた方は四人以上の多数の意見をききたくなるだろう。
それを簡単に実現するのがネット社会の利点だ。決して肯定しているわけではないけれど。
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2007年12月07日

我を忘れる

最近、歳のせいか我を忘れることが増えたみたいだ。やたら感激したり、悲観したり、寂しくなったりするしお酒を飲むと記憶が飛ぶことが普通になってきた。

単にお酒が弱くなったことにも起因するが、家に帰った方法や寝た時の記憶がまったくなく、朝起きるとすごく不安になる。ほとんどの場合、タクシーで帰宅しているはずだが、一人で乗ったのか、同乗者がいたのか覚えていないし誰がお金をはらったのかわからない。

昨夜は福岡のデザイン業界の人が集まるという大きな忘年会に参加。何十人というデザイナー、ライター、カメラマンなどが同席した。数人(おそらく20人くらい)の仲間と名刺交換したのだが、そのときもらった名刺が1枚も見当たらない。どこかで落としたか?仕事から帰宅したら家捜しですね。

今朝は月曜にすっぽかした歯科のメンテナンスの約束の日。朝出かける直前に、それを思い出し飛び上がった。
「あぶない、あぶない、またすっぽかすところだった」と思って歩き始めてしばらくして、もう歯科の約束を忘れて事務所に向かっていた。タバコを吸いながら信号を待っていて、「お、歯医者に行くんだった!」って思い出して道を変えた。

なんでこんなに次々に、忘れるのだろう?あーあ、自分が嫌いになりそうです。
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2007年12月02日

小きな失敗、大さな失敗。

小さな失敗を恐れて、人は生きているのだろうか?

自分は「失敗の大小」は、後にわかること。と、常に思っている。交通事故のように、一瞬にしてその「失敗の大小」が感じられることは別にして、日常生活の中で起こす失敗について、その失敗は大きいのか、小さいのか?おそらくそれは、起こした失敗をリカバーするのに要する苦労により決まると思う。

なるべく小さい失敗を繰り返しながら生きてゆこうと思う。自分の力でリカバーできないような失敗は、気をつけていればよっぽど起らないものだ。ただひとつ、注意しなければならないのが、失敗のリカバーは人に委ねなければならないことも多いということ。無理して自分ですべてを解決しようとすると、さらに大きな失敗につながることも多い。

小さな失敗をしながら生きることは、大きな失敗を防ぐ。その失敗を大きいと感じなければ、もっと大きな失敗もリカバーできる。これは僕の持論だ。
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人を楽しませる仕事

例えば芸人、落語家など、人を楽しませる仕事を職業としている人の話を、インタビュー番組などでずいぶん見たことがある。その中でも印象的なのはアニメ映画の監督が「自分が楽しんで作ることはない。極限まで苦しむ」と語っていたこと。

デザイナーは、人を楽しませることができる仕事だと思う。子供の頃、画用紙に絵を描き、自作ですごろくや野球盤のようなゲームを作ってよく遊んだ。絵を描くことは得意だったが、盤上の工夫をおろそかにすると、ゲームが成立しなかったり、一緒に遊んでいる友人から「意味がわからない」「面白くない」とクレームを出されたものだ。改良する場合もあるが、根本的に「つまらない」と気がつくと、改良を放棄したことが多かった気がする。

自分が楽しみたいと思って作ったゲーム。確かに作っている時は楽しかった。しかし、一緒に遊んでくれるプレーヤーに「楽しさが伝わらない」ものを作ったのでは、意味が無い。と小学生の僕は学んだ。
posted by ふぁくと at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイナーを目指す若者へ